体脂肪率測定の原理
オムロン体重体組成計(HBF-354IT)は、BI法(Bioelectrical Impedance/生体インピーダンス法)により体脂肪率を推定しています。
・BI法(Bioelectrical Impedance/生体インピーダンス法)とは
人間の身体を構成する組織のうち、電気を通し易いのは水分の多い組織(例えば筋肉、血管、骨など)で、脂肪組織は電気をほとんど通しません。これを応用し、身体に微弱な電気を流して身体の電気抵抗を測定することで、脂肪とそれ以外の組織の割合を推定します。
身体に流す電流は非常に微弱(50キロヘルツ、500マイクロアンペア)ですので、びりびり刺激を感じるようなこともなく身体にも安全です。電気抵抗値は「電気の通り易さ」と「電気の通った距離」で決まります。
脂肪の割合を推定するために「電気の通り易さ」を見るわけですから、「電気の通った距離」を一定に保つ必要があります。測定時に正しい測定姿勢をとるのはこのためです。
・体脂肪率の出しかた
両手両足間の電気抵抗から全身の脂肪情報である体脂肪率を出すためには
(1)電気抵抗値(2)身長(3)体重(4)年齢(5)性別の5項目を使い計算式によりこれを算出します。
この計算式はオムロンが独自に何百人という人体の基礎データを取り、つくりあげたものです。
この蓄積された基礎データに照らし合わせ、ユーザ固有の条件(5項目)から推定しています。
この基礎データは現有の体脂肪測定法ではもっとも正確だといわれている水中体重秤量法で取られています。
・水中体重秤量法とは
プールに頭の先まで潜り、肺からの空気を全て吐ききった状態で体重を測定し、アルキメデスの原理で出した体密度から体脂肪率を計算する方法です。オムロンでは測定範囲の10歳から80歳までの方々の体脂肪データをこの方法で収集しています。(特殊な方々、例えば妊婦さんや透析患者などの推定値に真の値との差が出るかもしれないというのは、体内水分率や骨密度などが、標準的ではなく体脂肪率に影響をおよぼす可能性があり、水中体重秤量法でそれらの方々のデータが取れないためです。)
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