肥満と病気
肥満とは単に体重の増加だけではなく、体内に脂肪細胞が過剰に蓄積した状態をいいます。
最近になって、脂肪細胞からは、レプチン(食欲、女性ホルモン分泌等の調節)や腫瘍壊死因子:TNF-α(インスリン抵抗性作用)、性ホルモンなど様々な物質が分泌されていることが明らかになってきました。
例えば、過剰なTNF-αは、インスリン抵抗性を引き起こし、糖尿病や高血圧の発症の要因に、また性ホルモンの過剰分泌により、更年期以降の乳ガンや子宮ガン発症の要因となることがわかってきました。従って体重の増加、脂肪細胞の過剰蓄積は、次のような疾患を引き起こしやすくなります。
●糖尿病、高血圧症、高脂血症、心疾患、乳ガン、子宮ガン等の生活習慣病(成人病)と呼ばれる内科的疾患
●不妊症
●腰痛・膝痛
肥満者では標準体重者に比べ、かなり高頻度に生活習慣病が出現するようです。
また不妊症も約2倍、腰痛・膝痛は約17倍も多発すると言う話もあります。肥満にこれら疾患を合併した時、肥満症とよび医師の治療が必要な状態と定義されています。
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